民間団体誤爆で非難が高まるイスラエル軍 ガザ北部は5月までに飢餓に

 イスラエル・ハマス戦争勃発から半年、ガザの死者は3万3千人を超えました。猛攻を続けるイスラエル国防軍は米民間支援団体のワールド・セントラル・キッチンの車両を誤爆し、スタッフ7人が死亡しました。ガザ北部は5月までに飢餓に襲われると見られているなか、米国はじめ西側諸国からも非難を浴びたイスラエルに変化があるのか探ります。

(写真)イスラエル軍の誤爆でスタッフ7人が死亡したNGO「ワールド・セントラル・キッチン」の創設者、ホセ・アンドレ氏

武末幸繁(たけすえゆきしげ)

 在米ジャーナリスト。福岡県大牟田市出身。法政大学社会学部卒業後、雑誌編集者などを経て1988年渡米。90年よりニューヨークの邦字誌OCSニュースの編集記者、後に編集長となる。2005年、同誌休刊に伴い独立。日本のSAPIO、プレジデントなどに寄稿。文藝春秋、週刊文春、週刊ポスト、女性セブンなどでも取材・執筆していた。現在、ワシントンDCとヒューストンで発行されている邦字紙SAKURA(現在不定期発行)の編集長を務める傍ら週刊NY生活でも執筆活動を行なっている。