4月のラジオドクターは、今、アメリカで拡大している『麻疹(はしか)』についてお話し致します。今年に入りテキサス州で複数の麻疹の感染が確認され、その波がオクラホマ州にも広がりつつあるというニュースが入ってきました。麻疹と聞くと、昔の病気、あるいは子どもがかかる病気というイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、実は麻疹は非常に感染力が強く、ワクチンを接種していない人がいると、あっという間に広がってしまう病気なんだそうです。麻疹の症状はどんなものなのか?そして、どのように感染するのか?また、どう対策すればいいのか?今後さらなる感染拡大を防ぐために私たちができることなど、大橋先生に詳しくお伺いしたいと思います。

プロフィール:
大橋 祐介先生(おおはし ゆうすけ)
日本内科学会 総合内科専門医
日本感染症学会 感染症専門医
新潟大学卒業後、手稲渓仁会病院にて初期研修を修了。
その後、横須賀米国海軍病院、飯塚病院 感染症科、聖路加国際病院 感染症科を経て、
2024年7月より The University of Texas Health Science Center at Houston にて
臨床感染症フェローとして勤務中。
また日本テキサス医学振興会(JMTX) 所属