今月は国際女性デーにちなんで『産後の心と身体』、また現代の社会において、女性の職場復帰がしやすい環境になっているかをテーマにお送りいたします。ご存知の通り、妊娠・出産は一般的にファースト、セカンド、サードの3つのトライメスターで語られます。しかし、実は産後に迎える大切なフェーズ、『フォーストライメスター』という概念が注目されているのです。
このフォーストライメスターとは、産後直後から約8週~12週、場合によっては産後約1年にわたる期間を指し、母体の身体が回復するだけでなく、心の変動も大きくなる時期です。妊娠中は万全の情報収集に努めるものの、出産後は体力の回復に追われ、赤ちゃんのお世話に忙しく、どこから手をつければ良いか分からなくなる。また社会への復帰のタイミングや状況はどうなっているのか!産婦人科の常盤先生をお迎えし、心と身体のケアについて詳しくお話を伺いします。

ドクター:
コロンビア大学病院 一般産婦人科医
常盤 真琴先生
山形大学医学部卒業、日本医師免許取得後、日本での研修を経て渡米。ニューヨーク大学メディカルセンターにて産婦人科研修を修了。2017年7月からコロンビア大学病院にて一般産婦人科医としてご勤務。妊婦健診、出産、家族計画や避妊法の相談、定期検診、子宮頸癌検診、乳癌健診、閉経前後のケア、 良性疾患に対する婦人科系手術を含む産科と婦人科全般の質の高い女性医療全般を思いやりを持って提供することを目標にしています。
https://www.obgyn.columbia.edu/profile/makoto-tokiwa-md
Navi:ケイ
