2018年6月より世界・日本の名作読み聞かせ番組「さくら文庫」番組後半の「オススメ児童書コーナー」としてスタートしたこの「今月のオススメ児童書」番組が今月で満5周年を迎えました!!そして児童書紹介作品は計60冊になりました!! 6月は「父の日特集」。父と子をテーマにしたオススメ作品2冊をご紹介します!!

「今月のオススメ児童書」(Navi:藤木優子)は第36回「うつのみやこども賞」受賞 のいとうみく作『羊の告解』(静山社)です。ある日突然、自分の父親が殺人犯となり、父親との血の繋がりや関係に苦しむ加害者家族の15才の少年の目線から描く、再生と赦しの物語です。番組の終わりには、児童文学のご専門家お二人から頂いたこの作品への感想をご紹介します!!どうぞお楽しみに。

「今月のオススメ絵本」(Navi:ケイ)は平田 昌広作 平田景イラスト『おとん』(大日本図書)です。 関西人のオトンと息子の、なにげな~い日常。呼び方一つで、オトンがカッコよくなるかもしれない!と期待する、そんな愛くるしい息子とオトンが繰り広げる物語。どんな呼び方であっても、だーいすきなオトンにはかわりありません。
強くって、かっこよくって、やさしくって、でも、ちょっとダラダラする事があっても、それがオトン!関西弁でテンポ良く話しが進み、関西弁のエッセンスたっぷり。それでいてコミカルに描かれていて、読み聞かせる方も関西人になった気分になる、そんな絵本です。