
5月「今月のオススメ児童書」(Navi:藤木優子)紹介作品は、母方の祖母が亡くなったあと、実家に残ったまま帰らなくなってしまった母と母恋しさに風によばれるように母に会いに行った中学二年生の野々歩が森で共に過ごす一週間を描いた物語 八束澄子作『森と、母と、わたしの一週間』(ポプラ社)です。ミュンヘン国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」に選出の『明日のひこうき雲』 『団地のコトリ』(以上ポプラ社) その他『明日につづくリズム』『オレたちの明日に向かって』日本の伝統工芸のひとつ「金継ぎ」に触れて居場所を見つける3人の中学生の物語『ぼくたちは まだ出逢っていない』 (以上ポプラ社) など多くの著作をもち、来年(2026)春には作家デビュー40周年を迎えられる人気児童文学作家 八束澄子さんの最新作です。鳥取県智頭町の森のようちえん「まるたんぼう」という実在の幼稚園を舞台にしたこの作品は、自然の森の厳しさや美しさ、その中でエネルギッシュにたくましく生きる子どもたちの姿を通して、母と子の深いつながりを感じさせてくれます。5月の第二日曜日は「母の日」。ぜひ番組を聞いて下さいね。
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