1月新年最初の「今月のオススメ児童書」紹介作品は1973年に刊行後、世界各国で翻訳され今なお根強い人気を誇る児童文学の名作 ドイツの作家ミヒャエル・エンデによる『モモ』の刊行50周年記念として昨年2024年10月光文社より発売された絵本 ミヒャエル・エンデ文 シモーナ・チェッカレッリ絵 松永美穂訳『モモ』です。
モモはあらゆるものの話を聞きました。 そしてこの世でたった一人と言ってもいいくらいの聞き上手だったモモ。自分にもモモが必要だということにまだ気づかない人がいると、他の人々が口々に言うのです。「モモのところに行ってごらんよ!」
350ページ以上ある原書の『モモ』は絵本版『モモ』では30ページになっています。絵本では原書のエンデの文章をそのまま一部抜き出して構成されています。そんな絵本版『モモ』は、シモーナ・チェッカレッリさんの描く青を基調とした細やかで美しい絵によって、モモ、そして二人の友人、ジジとベッポが語る素敵な世界観が映し出されています。ぜひ絵本版『モモ』を手にとってその素晴らしさを味わってください。
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