バイデン氏が優勢と「大統領選のノストラダムス」。その理由は何か。

11月の大統領選は予備選が進み現職バイデン氏と返り咲きを狙うトランプ氏の対決となりそうななか、ほとんどの世論調査ではバイデン氏がリードしている。しかし1984年以来、2000年のブッシュ対ゴアを除いて残り10回すべての当選結果を当ててきたアメリカン大学歴史学科のアラン・リットマン教授は「現時点ではバイデン氏が優勢」としている。その根拠はなにか。予測の手法を紹介・解説する。

(写真)大統領選のノストラダムスことアラン・リットマン教授  

武末幸繁(たけすえゆきしげ)

 在米ジャーナリスト。福岡県大牟田市出身。法政大学社会学部卒業後、雑誌編集者などを経て1988年渡米。90年よりニューヨークの邦字誌OCSニュースの編集記者、後に編集長となる。2005年、同誌休刊に伴い独立。日本のSAPIO、プレジデントなどに寄稿。文藝春秋、週刊文春、週刊ポスト、女性セブンなどでも取材・執筆していた。現在、ワシントンDCとヒューストンで発行されている邦字紙SAKURA(現在不定期発行)の編集長を務める傍ら週刊NY生活でも執筆活動を行なっている。