トランプ氏暗殺未遂事件 一体何が起き、大統領選にどう影響するのか

 共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏が7月13日、銃撃に遭いました。聴衆に死傷者が出ましたが、本人は軽傷で済み、16日の共和党党大会に出席。正式に共和党大統領候補に指名されました。一体何が起き、大統領選にどう影響するのか探ります。

(写真左)大統領警護隊(シークレットサービス)の対襲撃部隊(CAT)に射殺されたトーマス・マシュー・クルックス(20)容疑者

銃撃時の写真を使ったトランプ氏の公式Tシャツ

現場の空撮と位置関係(クルックスは赤、トランプが黒、クルックスを射殺したシークレット・サービスが青)

武末幸繁(たけすえゆきしげ)

 在米ジャーナリスト。福岡県大牟田市出身。法政大学社会学部卒業後、雑誌編集者などを経て1988年渡米。90年よりニューヨークの邦字誌OCSニュースの編集記者、後に編集長となる。2005年、同誌休刊に伴い独立。日本のSAPIO、プレジデントなどに寄稿。文藝春秋、週刊文春、週刊ポスト、女性セブンなどでも取材・執筆していた。現在、ワシントンDCとヒューストンで発行されている邦字紙SAKURA(現在不定期発行)の編集長を務める傍ら週刊NY生活でも執筆活動を行なっている。